うなぎ特集

うなぎと白焼きの味以外「何でも一番」集


うなぎ比較に書いたこと以外の「一番」をまとめてみました。


(1) コストパフォーマンス

これは文句なく「赤羽 川栄」(日記)。
たぶん、2100円のグレードのが、普通は3000円ぐらいのだと思う。
ということは、3割引き見当かな。
それで味がわるかったら意味ないけど、川栄のはかなり美味しい。

「浅草 色川」(日記)は濃い目でコッテリ味が好みなら美味しく、分量対価格はかなり良心的。

「浅草 やっ古」(日記)も、若干安めの値段設定だと思う。


分量対価格の比率でみると「神田 きくかわ」(日記)が一番。
ただし、その味が好みの人のみ。
だっていくら分量が多くても、半分以上残したら意味がない。

逆に味が良いけど高かった一番は「明神下 神田川」。一人客でも広い個室で、サービス料15%もとるけど、味はしっかりしている。肝吸いも630円もする。

「駒形 前川」も3割増し見当の良い値段とります。4時以降10%のサービス料とる。ただし、こちらは肝吸い、新香、水菓子付き。

「渋谷 大和田」(日記)も一人客でも個室だけど、「明神下神田川」と違い、サービス料は取らずかなり良心的。味もかなり良かったと思った。一番良心的なお店を上げるとしたら、このお店だと思う。場所が場所で、その内容なんですから。


渋谷でも「松川」は、味的に少しひけをとっていて、テーブル席なのに、値段は一流店や座敷と同じなのがひっかかった。たまたま私が食べに行ったときに調子悪かっただけかもしれないけど。(いつも出前で食べてるときはもう少し美味しかったと思ってた。)

あとはどこも似たような値段で、味もプラスマイナスあり、人それぞれ味が好みのお店なら、そのお店がコスパ良しということになる。



(2) 肝吸い

これも文句なく一番は京都祇園の「梅の井」(日記)。
単調な旨さではなく、複雑でしかも時間差でいろんな味がやってくる。

京都の「う」と「廣川」もかなりよかった。

やはりお吸い物は京都にはかなわないと再認識した。


東京の美味しい肝吸いは「石ばし」。次が「いちのや神泉」。
「う」と「廣川」とこれらを比べてどうかというのは難しい。
「廣川」「石ばし」が並んでて、次が僅差で「う」。
それから少し離れて「いちのや神泉」。


元々うなぎがコッテリなので、東京のお店では、肝吸いはさっぱりめにして、あまり肝吸いに勝負かけてないということもあるかもしれません。


「明神下神田川」は高かった(630円)ので、肝吸いたのまなかった。
頼んだら美味しかったかもしれないけど、値段が許しがたかった。

肝吸いの分量が少ないのの一番は「日本橋 大江戸」。
250円で信じられないぐらい少ししかなかった。

唯一生臭い肝吸いを出したのは「竹葉亭木挽町本店」。
唯一途中で飲む気がなくなったのは「神田きくかわ」。
『これ「塩湯」?』って思ったのは「安斎」。


あとはどこも普通の範囲だったと思う。



(3) 香の物

香の物は好みの個人差がたぶんすごく大きいと思う。
子供のころから食べていたものに似ているものが美味しく感じられるだろうから。

それを承知のうえで一番を選ぶと、「明神下 神田川」(日記)だと思う。
次が京都の「廣川」、次が「川栄」、そして「前川」。
好みでなかったのは、「安斎」「きくかわ」。

それ以外はどこもいたって普通だったと思う。



(4) うなぎの肉の厚さ

肉厚なのが良いかどうかはまた別として,一応,一番厚いと思ったのは,「築地 宮川本廛 総本店」 (日記)。特別なうなぎではないとのことだけど、そんなかんじしました。

その他、「大江戸」、「安斎」、「前川」もかなり肉厚なかんじがした。

ただし、いつも同じうなぎとは限らない。



(5) ふっくらパリッの焼き上がり

これも行ったときたまたまかもしれないけど、身がふっくら、皮がパリッとした焼き上がりで随一だったのは、「赤羽 川栄」(日記)。



(6) ご飯そのものが美味しい

これは来店する時間によって変わってくると思うので、あくまでも参考データですが、唯一口に入れた瞬間に、ご飯そのものが美味しくかんじられたのは、「明神下 神田川」(日記)。

その他は、妥当な範囲にあるかどうかが主な関心事項。

「竹葉亭」は、やはりちょっと古い感じのご飯だった。その他は、多少パサパサだったり、多少べちょべちょだったりすることはあっても、大きな問題ではなかった。



(7) 器(うつわ)

お重の重箱がとくによかったのは、「石ばし」(日記)。たまたま輪島から取り寄せたばかりの重箱だった。

白焼きのお皿は、「いちのや神泉」、「駒形 前川」、「嵐山 廣川」。



(8) 席

何人で行くか、予約がどうかなどにも依って複雑なので、あくまでも自分の経験を列挙するだけです。

その前提で一番はなんといっても、「駒形 前川」(日記)。大座敷で、隅田川と駒形橋が見え、禁煙でないけど、たまたま空いていたので問題なかった。ただ、予約で良い席は取れないとのことなので、たまたま運良くそこに通されただけかもしれません。

「尾花」(日記)は、大きい座敷で情緒もあり、基本的に禁煙で良い。下足番さんがいたのは唯一尾花のみ。「前川」より、活気があり、一番良い雰囲気が味わえた。

「祇園 う」は情緒のある座敷ながら、煙草を吸う客が多くて閉口した。味が良いのでとても残念。

一人でも個室に通されたのは「渋谷大和田」と「明神下神田川本店」。「渋谷大和田」は、一人でも個室で、サービス料もなし。もはやお気に入りです。「明神下神田川本店」は、一人でも個室は同様ですが、サービス料15%。値段も高い。「大江戸」は、一人客は半個室ながら、ビジネス街で煙草が煙くて閉口した。

「嵐山廣川」は、唯一複数で来店したので基準が変わるが、個室は500円で複数客なら十分にその価値有り。落ち着いて食べることができる。清潔感もあり良い部屋だった。一人で行くとたぶんテーブル席だが、明るくてきれいな店内。

テーブル席に通された中では、「やっ古」では、レトロ調の広いフロアで良かった。「渋谷松川本店」は普通のテーブル席。「宮川本廛 総本店」は、良いテーブル席だが、夜は照明が暗すぎる。「きくかわ」は禁煙で一人客は、テーブル席。すこし雑然とした雰囲気。
「五代目野田岩」と「赤坂ふきぬき」はテーブル席のフロアはあまり広くはい。

「石ばし」は、座敷と差別された感覚のある、入り口付近に無理に作ったかんじのテーブル席。座敷客の靴を脱ぐ土間が直に見える位置で、待遇が良いとはいえない。一人客のデフォルトはそのテーブル席。

「竹葉亭木挽町本店」は、座敷とテーブル席は別々に入り口がある。テーブル席は照明が明るくて清潔感もあり、悪くはない。

「赤羽川栄」は、狭いテーブル席で、禁煙でもないので、混んでるときよくないかもしれないが、行ったときはたまたま空いていて問題はなかった。

「いちのや神泉」は、カウンターとテーブル席があるが、店内が広くきれいだった。一人客でもないがしろにされた感覚はない。

「ぎをん梅の井」は、一人客はカウンターだが、前の開いているカウンターで、テーブル席とあまりかわりはない。混んでいれば相席みたいなかんじにはなる。店内は明るくてきれい。

「荻窪安斎」は、テーブル席は、狭いながらも落ち着いて食べられる雰囲気があり、禁煙なのもありがたい。

「色川」は、カウンターとテーブル席で、焼き鳥屋さん仕様。



大和田            ☆☆☆☆☆
松川              ☆☆
いちのや          ☆☆☆☆☆
野田岩            ☆☆☆☆++
赤坂ふきぬき      ☆☆☆☆
竹葉亭            ☆☆☆-
明神下神田川本店  ☆☆☆++
神田きくかわ川勢              ☆☆☆☆
やっ古            ☆☆☆☆
色川              ☆☆☆☆
前川              ☆☆☆☆☆
尾花              ☆☆☆☆
石ばし            ☆☆☆☆++
大江戸            ☆☆☆☆+
宮川本廛          ☆☆☆☆
川栄              ☆☆☆☆☆
安斎              ☆☆
ぎをん梅の井      ☆☆☆☆+
う桶や う         ☆☆☆☆☆
廣川」            ☆☆☆☆+


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