マンステール


ヨーロッパの歴史は面白いですよね。普通は人が集まったところに町村ができ、寺院や教会ができるのでしょうが、ヨーロッパでは何にもないところに、修道院ができ、そのまわりに町ができることもあるらしいんですね。

「マンステール」(Munster)A.O.C.というウォッシュタイプのチーズの歴史は7世紀にさかのぼります。修道院という意味をもつこのチーズのはじまりは、フランス東部ドイツ国境に接しているアルザス・ロレーヌ地方のマンステール渓谷にアイルランドから来た修道士が立てた修道院とのこと。「モナステール」(小修道院)という町の名が「マンステール」の語源。アルザス地方では「マンステール」、ロレーヌ地方では「ジェロメ」と呼ばれ、「修道院チーズ」ともいわれるそうです。

生地はもっちりふにふにで、外皮はオレンジ色、ウォッシュタイプ独特のにおいがしますが、それほど強くはありません。クミンシードで打ち消すのが当地での食べ方とのこと。このチーズはじゃが芋との相性がとくによいそうで、茹でたりふかしたりしたじゃが芋の上でとろけさせると、このチーズの場合は逆ににおいが減り、うまみが増します。

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マンステール A.O.C. 125g

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